空の見える場所から

ラジコン飛行機を飛ばしたり、カメラを持ってブラブラしたり、、、自己満足の日々

世界のクリスマス スナップ(Nikonカレッジ)

 Nikonカレッジで写真のお勉強です。今までは初級基礎編への参加でしたが、今回は何気に実践編。いつもと同じ感覚での参加でしたが、のっけから面喰らうことに(笑)

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 集合場所は山手111番館の噴水前。山手の洋館のクリスマスイルミネーションを撮影していく趣旨のようです。また撮影テーマは「ムード(雰囲気)」とのこと。「ムード」なんて言葉、僕はあまり使わない言葉だし、なんだかなーって感じでした。
 
 全員集合したところで先生が撮影趣旨と考え方を簡単にレクチャーしてくれました。なんでもクリスマスムードを出すには、、、
(1)空間を伝える
(2)壁などの装飾を伝える
 
などを考えて構図を決めて、
(3)アップの場合は背景で雰囲気を出す
(4)露出はハイキー調が柔らかい雰囲気が出る
(5)だけどスポット光があるなら敢えてローキー調で攻めてもカッコ良い写真になることがある
(6)色は画面を同色系でまとめると優しい感じになる
(7)背景を主役と対象色になるように選ぶとコントラストが上がるので、その辺りもよく考えて色を考える
 
    〜その他 etc.
(; ̄ェ ̄) (; ̄ェ ̄) (; ̄ェ ̄)
 
 
 メモを取るのが精一杯で頭が追いつきませんw
いつも「会議」や「講義を受ける」時はメモなど取らないで頭で理解することに神経を集中させている僕ですが、これはそういうわけにはいきません。手の運動が必要でした。
 そして追い討ちをかけるように先生から指令が出されます。
 
「10分あげますから、今言ったことを考えて写真撮ってきてください。その写真でアドバイスしましょう〜♪」
 
 
( ̄O ̄;)   ( ̄O ̄;)  ( ̄O ̄;)  ( ̄O ̄;)
 
 
 こ、こ、これが、、じっせん、へん、ってこと? ((((;゚Д゚)))))))ガタガタブルブル
 
 
 とにかく山手111番館に入ります。じっくり被写体探してる余裕なんてありません。とりあえずクリスマスツリーがあったので、被写体をそれに決めました。あとは構図を考えます。
 
 たしか、空間を伝える、装飾を伝える、だったかな。よしこんな感じか?  なんか違う気もするするけど時間がない。もうこれで良い!

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先生に見せに行きます。
「ツリーの星にピント合わせてるのですけどシャンデリアと対比させたほうが良いのか、もっとボカした方が良いのか。なんかもう、どうして良いのか分からなくて。。。(>人<;)」
まあ、自分でも何言ってるのか分からなかったです(笑)
 
 
 先生がジーッと画像を見て、、、
「星のところとシャンデリアに被ってる線(矢印)が気になりますね。シャンデリアは入れるというより、そうですね〜。もっと被写体に寄って左上から光が来てる感じにすればどうでしょう。寄れば背景もボケますし、あとは露出補正をうまく調整してね♪」

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 な、なるほど。。。
「分かりました!」 〜 (`_´)ゞイエッサー! ←(心の声)
先生に一礼して、同じ被写体を撮りに走りましたw
 

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<F4.5  SS1/15  ISO640  58mm>
 なんということでしょう!
 なんか良い感じじゃありませんか?
 空間、壁、装飾とか難しく考えすぎちゃったけど、ボカしと光の入れ方で全然雰囲気変わりました♪ ボカシ。これも空間を伝える手法のひとつでしたね。
 
 この正味20分間、内容の濃い時間でした。これだけで、この講座に参加して本当に良かったと感じました。あとは普通に皆んなで洋館を周り「ムード」を意識して撮影していきます。そして後日、A4で2枚提出して講評を受けます。
 
僕は上と下の写真で講評を受けました。

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<F7.1  SS1/80  ISO500  85mm> 

 

 想定外だったのは、講評を受ける前に自分の撮影意図を説明することでした。正直なところ、「綺麗だな」と思ったものをパシパシ撮っていただけなので、、、困ってしまいましたね(笑)。

 ただ何かしら喋らなくちゃいけいないので。。。。

 

 その場で撮影意図をでっちあげました

 

 以下、でっちあげた撮影意図と講評です。

 

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<撮影意図> 

 クリスマスツリーの星が綺麗だと思って撮影しました。左上にはシャンデリアがあって光が射し込んでいました。背景をボカすと柔らかい雰囲気になるかと思いました。 

 

<講評>

 星が綺麗に撮れていると思います。また矢印部分の光は良いアクセントです。だけど丸印の光はいただけません。光が強すぎるので、見る側の目線はそちらに誘導されてしまうかもしれません。この光を消すようなアングルで撮影できれば、見せたかった星が引き立つと思います。「光の海に浮かぶ星」というイメージになるかもしれませんね♪ 

 

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 <撮影意図>

  グラスの左側から光が射し込んでいました。光の道筋が写し出せれば良いと思って露出補正を変えて何枚か撮影したのですが、こんな感じになってしまいました σ(^_^;)

 

<講評>

 グラスに光の反射(矢印部分)があるので透明感が出ています。また本来は真っ直ぐに立っているグラスを斜めに配置したことで、写真に動きを感じますね。だけどどうでしょう、光の道筋を見せたかったのであればグラスが大きすぎる感じがします。もう少し引いて撮影すれば、グラスの周囲の暗い部分が出てくるはずなので、光が引き立つ写真になったかもしれません。

 もう少し引いたアングルの撮影にもチャレンジしても良いかもしれませんね♪

 

〜〜〜  〜〜〜  〜〜〜

 

 

 実はグラスの写真、提出もプリントもしなかったのですが引いた写真もありました。

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 なるほど。光を見せるなら、先生の言う通りこの写真のほうが良い感じがしてきました。
 
 
 あと他の参加者さんの写真。素敵な写真ばかりでした。撮影意図にしても、「被写体に何を感じて、なぜそのF値やWBで撮影したのか」を明確に説明されている方が多かったと思います。そして、対する先生の講評。。。 
 
  僕には敷居の高い講座のような感じが満載ですが、とても勉強になります。次回のイルミネーション撮影が楽しみですね。本当はちょっと緊張で震えてます(笑)
 
 
 その他、撮影した写真をアルバムにまとめました。。